x**3な人生

基本的にはメモ

Ryu(VM)の環境設定メモ

VirtualBox上での環境構築メモ。結構手間取ったので。
ちなみにRyuとはこれの事です。あとWindows8での作業だけど、多分他の環境でも一緒のはず。

RYU SDN Framework リリース1.0

RYU SDN Framework リリース1.0

事前準備

VM imageのダウンロード

http://sourceforge.net/projects/ryu/files/vmimages/OpenFlowTutorialからova形式のファイルをダウンロードする。執筆時点の最新版はOpenFlow_Tutorial_Ryu3.6.ova

VM起動前の設定

ホストオンリーネットワークが無い場合は事前に作成する。ファイル(F)→環境設定(P)で設定画面をオープンし、ホストオンリーネットワークを追加する。
以下の例では"VirtualBox Host-Only Ethernet Adapter #6"を新たに作成して使用する。

DHCPの設定も行う。アドレス下限、上限の範囲はそれぞれ適当。

ダウンロードしたVMをインポートする。ファイル(F)→仮想アプライアンスのインポート(I)から、ダウンロードしたova形式のファイルを選択する。GUI環境で操作するので、CPU数を2、メモリ1024MBくらいに設定する(多分これくらいでいいかな)。

作成されたVMの設定を行う。アダプター2へホストオンリーネットワークを追加。

VM起動後の設定

ログイン

アカウントはユーザー名、パスワードともに"ryu"。

eth1へのIPアドレス割り当て

起動後はeth1のIPアドレスが未設定のため、以下の様にして設定を行う。これで同じホストオンリーネットワーク上にある他のVMからRyu VMへアクセスすることができる。

$ sudo dhclient eth1

ifconfigの実行結果。eth1に対してDHCPからIPアドレスが割り振られている事がわかる。

日本語キーボードを使う

以下を実行すると設定ダイアログ画面が表示されるので、"Select keymap from arch list"を選択し、"qwerty"、"Japanese"を順に選んで日本語キーボードを選択する。

$ sudo aptitude install console-data

上記の設定は再起動するとクリアされてしまうので、保存するためにdpkg-reconfigureコマンドを実行し、/etc/default/keyboardを変更する。
dpkg-reconfigure console-setupにて、とりあえずここではエンコーディングを"UTF-8"、キャラクターセットを"Latin1 and Latin5"、フォントを"Terminus"、フォントサイズを"14"と選んで設定を行う。フォントとサイズはお好みで。

$ sudo dpkg-reconfigure console-setup

次に/etc/default/keyboardの変更すれば、日本語キーボードの設定は完了(これを行わないと再起動後に英字キーボードの設定に戻ってしまう)。

...
# XKBMODEL="us105"
# XKBLAYOUT="us"
XKBMODEL="jp106"
XKBLAYOUT="jp"
...
リポジトリの更新

Ryu VMはUbuntu12.10ベースのため、リポジトリサーバーがhttp://old-releases.ubuntu.comに移動されている。このため/etc/apt/sources.listを修正する必要がある。

一応元のファイルを残して、修正を行う。

$ cd /etc/apt
$ sudo cp sources.list sources.list.old
$ sudo vim sources.list

"mirrors.kernel.org"と"security.ubuntu.com"を"old-releases.ubuntu.com"へ変更する。
vimの場合、以下の様に置換を行えば良い。

:%s/mirrors.kernel.org/old-releases.ubuntu.com/g
:%s/security.ubuntu.com/old-releases.ubuntu.com/g

修正後にアップデートを実行。

$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get upgrade

GUI環境のインストール。軽量なxfceを使用するのが良いと思われ。

$ sudo apt-get install xinit xfce4

この後startxすれば、GUI環境に移行する。
最初だけ警告の様なメッセージが表示される(詳細を確認する前に消してしまったので内容はあとで調べるとして)が、とりあえず"Use Default Settings"(だったと思う)を選んでおけば大丈夫だと思う。

まず始めにgnome-terminalとFirefoxはインストールするのがいいと思う。Webで調べながらコピペできるのはやっぱり便利なので。xtermではちょっと物足りない。。。

$ sudo apt-get install gnome-terminal firefox

gnome-terminalはインストールした後、起動すると画面が真っ黒。背景と文字の色がともに黒のため。よって配色を変更する必要がある。
"Edit"→"Profiles"で"Default"を選択し、"Edit"する。
まず"Colors"タブで"Use colors from system theme"のチェックを外して、好みの配色を選択する。"White on black"が良いと思う。

次に"General"タブでフォントを変更する。フォントサイズを変更するために"Use the system fixed width font"のチェックを外してお好みのフォントを選ぶ。

あとはhttps://github.com/osrg/ryu/wiki/OpenFlow_Tutorialに従って、ryuに必要なパッケージをインストールする(なぜtimeを付けているのだろう)。

$ time sudo apt-get install python-eventlet python-routes python-webob python-paramiko

つづく?